NGY地震学ノート No.70

Jun. 18, 2019
名古屋大学地震火山研究センター

◆遠地実体波解析◆ --------------------------------------
6月18日山形県沖の地震(M6.7)
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● 概略・特徴: 6月18日22時22分頃(JST),山形県沖でM6.7の地震が起こりました.
●データ処理: IRIS-DMCから収集した広帯域地震計記録を用いて 解析しました.
●結果: 結果を図1に示します. 震源パラメータは次のとおりです.

 走向、傾斜、すべり角 =  (212,61,92)/(28.29.86)
 地震モーメント  Mo  =  7.8 x10**18 Nm  (Mw = 6.5)
 深さ          H  =  10 km
 最大すべり量      Dmax = 1.3m

●解釈その他:逆断層型の地震なので、波形だけからはどちらが断層面かは判断できません。 現時点での気象庁による余震分布をプロットしてみるとあまり幅がないことから、ここでは とりあえず立った面を断層面とした場合の結果を示しています。波形をみてもとてもシンプルで 比較的浅い地震と思われます。

(文責:山中)