基礎セミナーA(2008年前期)

 

テーマ:地震災害軽減のために何ができるか?
日本列島は絶えず巨大地震に襲われ,建物の倒壊,火災,津波などにより多くの被害を 出しています.このセミナーでは過去の災害について調べながら,なぜ災害が大きくなっ てしまったのか,どうしたら災害が防げたのかを自分たちで考え,日本に住む以上避けら れない巨大地震に対してどのようなことを日頃から考えて生活していけばいいのか,自分 たちでできることは何か,これから日本では何に気をつけていけばいいのかを考えていき ます.

日時:水曜日3限目(13:00-14:30)
場所:全学教育棟C22
 

担当:
   山中佳子:環境学研究科附属地震火山・防災研究センター (sanchu@seis.nagoya-u.ac.jp)
   吉本昌弘:環境学研究科地球環境科学専攻(修士課程1年)TA (yoshimoto@seis.nagoya-u.ac.jp)


 

セミナーの進め方

このセミナーはいくつかの小グループに分けて,以下のように進めます.

セミナーの目的

このセミナーを通して自分で考える,調べる,自分の意見を人に伝える能力を身につけて もらうこと,そしてできれば災害の悲惨さを身近に感じ,これから先,災害軽減を意識し て生活してくれることを期待しています.

 

スケジュール

月日場所内容
4月16日全学教育棟C22自己紹介,基本的なお話
4月23日環境総合棟4階災害対策室ビデオ上映,ウィーヘルト地震計見学,三河地震の絵・写真
4月30日全学教育棟 サブラボBパワーポイントの使い方講習会
5月 7日全学教育棟 サブラボBグループ研究テーマを決定
5月14日全学教育棟 サブラボBグループ調査
5月17日名古屋市港防災センター訪問地震その他の災害体験とサバイバル実習コース
5月21日全学教育棟 サブラボB中間発表会
5月28日 - 休講
6月 3日全学教育棟 サブラボBグループ調査
6月11日全学教育棟 サブラボBグループ調査
6月18日全学教育棟C22林先生講義
6月25日全学教育棟グループ調査
7月 2日全学教育棟C22グループ調査
7月 9日全学教育棟C22発表会
7月16日全学教育棟C22まとめの議論

グループ分け

1. 火災:
2. 津波:
3. 地盤:
4. 生活:
5. 生活:

参考文献

地震名書名著者出版社価格
濃尾地震濃尾震災村松郁栄古今書院3150円
*1933 三陸地震三陸海岸 大津波吉村昭文春文庫460円
*1923 関東地震関東大震災吉村昭文春文庫570円
1923 関東地震関東震災記田山花袋現代教養文庫
1923 関東地震関東大震災武村雅之鹿島出版2415円
1923 関東地震手記で読む関東大震災武村雅之古今書院3150円
1927 北丹後地震昭和二年北丹後地震武村雅之古今書院3150円
1945 三河地震三河地震60年目の真実木股文昭,林能成,木村玲欧中日新聞社1300円
*1995 兵庫県南部地震安心報道林英夫集英社714円報道のあり方を考える
*1995 兵庫県南部地震大震災神戸発! 元広報課長の体験的危機管理桜井誠一時事通信(オンデマンド出版)680円自治体の当事者が本音で語る
1995 兵庫県南部地震時を超えて阪神大震災10年産経新聞取材班産経新聞ニュースサービス1680円報道の集大成
*1995 兵庫県南部地震市民自治と市民防災松本由隆柘植書房新社1785円市民防災とは
1995 兵庫県南部地震阪神・淡路大震災10年全記録―被災地は復興したか神戸新聞社1470円
1995 兵庫県南部地震ナンギやけれど・・・わたしの震災記田辺聖子集英社
*1995 兵庫県南部地震阪神・淡路大震災10年柳田邦男岩波新書735円市民活動
*1995 兵庫県南部地震神戸発阪神大震災以後酒井道雄岩波新書777円
1995 兵庫県南部地震心の断層藤井幸哉みすず書房2520円救助や救援の鍵を握っていた人々の内面を解き明かす
1995 兵庫県南部地震守れいのちを神戸新聞社神戸新聞総合出版センター1890円
1995 兵庫県南部地震守れいのちを 完結編神戸新聞社神戸新聞総合出版センター2100円
2004 スマトラ地震超巨大地震がやってきた木股文昭,田中重好,木村玲欧時事通信社1800円

書名著者出版社価格
市民の地震対策は安全な家に住むこと樋口次之近代消防社945円
ライフクライシス山下亨近代消防社1890円