第55回名大祭 研究室公開企画

地震・火山・惑星の室内実験(2014/06/07)


開催日時:2014/06/07(土) 13:00-17:00
場所:理学部E館 E124
特別講演:「南海トラフ巨大地震に備える」 古本宗充教授(地震火山研究センターセンター長)
主催:名古屋大学環境学研究科 地震火山研究センター
ポスター (PDF:952KB)

DSC_0242s.png
研究室公開の様子
 
DSC_0245s.png
液状化実験
砂と水の割合を調整して作成した地盤模型に軽く振動を与えることで、液状化を起こす実験を行いました。
DSC_0249s.png
クレーター形成実験
大きさがそろった砂に金属球を落とすことで、クレーターを作成する実験を行いました。クレーターの形成過程に生じる現象や、クレーター形成後の地形などを再現しています。
DSC_0252-1s.png
地震波の音を聞いてみよう
地震の音は実際には聞こえませんが、地震計で実際に記録されたいろいろな地震の揺れを電気信号に変換して、10〜1000倍の早送りで再生することで地震の音を聞く実験です
DSC_0272-1s.png
マントル対流実験
地殻の下にあるマントルの対流を再現した実験です。予め対流が生じている水中に赤のインクと青のインクを滴下して対流を可視化しています。
DSC_361-1s.png
火山噴火再現実験
メントスとコーラを用いた火山の噴火実験です。ふたに穴を開けたコーラにメントスを投入します。迫力があって、ご来場いただいたお客様からも「おーっ」という声があがりあました。
DSC_0256s.png
レゴ探査機
レゴブロックを用いて組み立てた「探査機」で、目標サンプルの回収をお客さんにチャレンジしていただくものです。
IMGP2559s.png
ダジックアース
ダジックアースと呼ばれる球体スクリーンを使用し、地球・月・惑星を立体的に投影しました。東北地方太平洋沖地震の津波伝播のシミュレーションや月の地形などを投影し、解説しました。
IMGP2543s.png
地震波を見てみよう
性質のことなる寒天の層をつくり、偏光板を用いて寒天に衝撃を加えることで、地震波の伝播を可視化する実験です。




研究室公開の感想

 今年も例年に引き続きまして、地球惑星ダイナミクス講座と地球惑星物理学講座の学生が主体となり、名大祭で研究室公開を行いました。天候が不安定な中、たくさんの方にご来場いただき、楽しみながら地震・火山・惑星についての理解を深めていただくことができたと感じております。
今年は「液状化実験」「ダジックアース」「クレーター形成実験」「レゴ探査機」などの伝統的な実験に加え、「マントル対流実験」「地震の音を聞いてみよう」「地震波を見てみよう」「メントスとコーラを使った火山噴火実験」などの新しい実験にチャレンジしました。どの実験においても、学生がこだわりをもって良い企画にしようと努力し、本番に臨みました。
 アンケートのなかには、「分りやすい説明でした。来年以降も展示の内容をグレードアップさせていろいろと見せてください。説明して頂いた研究室の方々。ありがとうございました。」等、嬉しいコメントをたくさんいただくことができました。ご協力して頂いた皆様、本当にありがとうございました。

M2 横井大輝



地震火山研究センターホームページに戻る