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羊蹄山は、北海道南西にある標高1898mの成層火山です。蝦夷富士(えぞふじ)とも呼ばれ、均整のとれた形をしています。記録に残る火山活動はありません。約4000年前の噴火による溶岩流は、倶知安(くっちゃん)町市街の一部にまで到達しました。最後の噴火は2500年前の山頂噴火とされています。
アイヌ語の「ヌプリ」は山を意味しています。真狩村の語源ともなった「マッカリ」は、うしろ(マク)を廻る(カリ)の意味で、川の名前(現在の真狩川)でした。山の名前として「羊蹄山」が広く流通していますが、正式名称は、「日本書紀(西暦695年)」にも記されている「後方羊蹄山(しりべしやま)」のようです。詳細は、深田久弥著「日本百名山」を参照してください。試しに、パソコンで「しりべしやま」と打ってみたところ「後方羊蹄山」と変換されました。
気象庁ホームページ(羊蹄山)
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/sapporo/117_Yotei/117_index.html
気象庁 日本活火山総覧(第4版)(16.羊蹄山)
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/souran/main/16_Yoteizan.pdf
深田久弥(1978)日本百名山 新潮文庫 535ページ(単行本は1964年刊)