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長野県の活火山は6つです(Q69)。このうち、御嶽山・乗鞍岳・アカンダナ山・焼岳は岐阜県との県境に、浅間山は群馬県との県境に位置しています。火山体全体が長野県内にある活火山は横岳(標高2480m)で、八ヶ岳火山列北端に位置します。いわゆる「八ヶ岳」の硫黄岳と赤岳の間にある横岳(標高2830m)ではなく「北八ッ」に属する山ですのでご注意ください。
活火山である横岳は、「北八ッ」の北端付近に位置しており、厚い溶岩流と溶岩ドームからなる、東西 4km、南北 2km の比較的小規模な火山です。記録に残る火山活動はありません。最新の噴火は、降下火砕物直下の土壌の年代測定から、800年前頃と推定されており、その噴火に伴って、山体の南側にある溶岩(八丁平溶岩)を流出したのではないかと考えられています。
気象庁ホームページ(横岳)
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/334_Yokodake/334_index.html
気象庁 日本活火山総覧(第4版)(46. 横岳)
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/souran/main/46_Yokodake.pdf
深田久弥(1978)日本百名山 新潮文庫 535ページ(単行本は1964年刊)