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御嶽山2014年の噴火は紅葉シーズンの9月27日に発生しました。好天の土曜日、多くの登山者が御嶽山に訪れていました。噴火開始はお昼時(午前11時52分)で、山頂やその周辺におられた登山者は少なくとも130名とみられています。噴火活動は、開始直後にクライマックスを迎えました。無数の噴石が登山者を襲います。火砕流に巻き込まれて視界を奪われ、逃げることもままならない状態になりました。58名の方が亡くなり5名の方が行方不明となる大災害になってしまいました。
1979年の噴火は、日曜日の早朝、10月28日午前5時過ぎ頃に発生しました。登山シーズンは過ぎていましたが、天気が良い日が続き、当時、少なくとも十数名の登山者が山頂付近におられたようです。テント泊をされていた登山者もおられました。噴火活動は、徐々に活発化し、ピークを迎えたのは昼過ぎでした。ケガをされた方はおられましたが、誰も亡くなることなく避難することが出来ました。
長野県(2019)長野県 御嶽山噴火災害対応記録集 211ページ
木股文昭(2010)御嶽山 静かなる活火山 信濃毎日新聞社 195ページ