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会津磐梯山とも呼ばれる磐梯山は、福島県の活火山です。1888年7月15日の水蒸気爆発(水蒸気噴火)により大規模な山体崩壊を起こしました。岩屑なだれの量は、12億ないし15億m3と推定されており、御嶽崩れのおよそ40倍の規模です。犠牲者は477名に上りました。痛ましい災害ですが、岩屑なだれがつくった流れ山や五色沼湖沼群等の美しい風景は、現在、裏磐梯の観光資源として大きな恵みをもたらしています。御嶽崩れの岩屑なだれによって王滝川が堰き止められてできた「自然湖」も、現在は観光スポットとなっています(本ホームページ「御嶽のみどころ 7.自然湖ー美しくも不思議な風景の湖」)。
気象庁ホームページ(磐梯山 有史以降の火山活動)https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/sendai/215_Bandaisan/215_history.html
国土地理院ホームページ(火山土地条件図「磐梯山」について)http://www.gsi.go.jp/common/000109837.pdf
吉田英嗣(2010)土砂供給源としてみた日本の第四紀火山における巨大山体崩壊, 地学雑誌, 119(3), 568-578.
金色の稲穂の向こうに見える磐梯山(2018年10月8日國友撮影)。山体崩壊跡が見える裏磐梯の写真がなかったため表側の写真となりましたが、今後取材に行ったら更新させて頂きます。