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王滝村の被害を知っている方は大変不思議に思うかもしれません。しかし、これは当時の震度の計測方法に由来します。長野県西部地震の当時、震度は、気象台や測候所などにおける気象庁職員の体感によって震度計測をしていました。御嶽山周辺には気象台や測候所が無かったため、最も近い長野県飯田市の測候所における震度が記録上の最大震度4となりました。当然のことながら、長野県西部地震の震源付近の揺れはその被害から推定すると震度4よりははるかに激しかったはずですが、正式な記録としては残っていません。現在は、地震計の波形データから計算する計測震度が用いられます。長野県王滝村には2箇所、木曽町には5箇所で計測された震度が気象庁に記録として残ります。過去の地震の震度を調べる際には、気象庁ホームページの震度データベースが便利です。
気象庁の震度データベース
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php