火山超雑学クイズ

ホーム >  火山超雑学クイズ >  クイズタイトル

出題クイズ

Q41
東海道新幹線三島駅の乗っている岩は何でしょうか？
出題者（山岡耕春）

回答はこちらをクリック

A41
富士山の噴火で流れてきた玄武岩溶岩です。

解説
富士山は色々なタイプの噴火をしますが、しばしば大量の溶岩を流す噴火がおきます。富士山の溶岩はSiO2の含有量が比較的するない玄武岩質の溶岩で、非常に流れやすい性質を持っています。そのため、噴火口から遠く離れた場所にまで溶岩が流れ下ります。静岡県の三島市は富士山の山頂から約30kmも離れた場所にありますが、富士さんの斜面を下ってそのような場所にまで溶岩が流れ下ったのです。この溶岩は三島溶岩とよばれ11,000年前の噴火による溶岩です。三島駅の新幹線口を出るとロータリーの横に溶岩の断面を観ることができます。また三島市内にも随所に溶岩を見ることができ、市内の楽寿園では流れた当時にできた縄目状の模様が表面に残っている溶岩をみることもできます。

参考文献
荒牧重雄・太田美代(2008)「日本一の火山富士山」　山梨県環境科学研究所発行