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成果普及活動 

第57回名大祭 研究室公開企画

地球不思議体験(2016/06/04)

開催日時:2016/06/04(土) 13:00-17:00
場所:理学部E館 E124(企画),E132(特別講演)
特別講演:「熊本地震はどんな地震だったのか? 」 鷺谷 威 教授
主催:名古屋大学環境学研究科 地震火山研究センター

特別講演
 歴史上起こった地震と、今回の熊本地震を合わせて紹介しました。
液状化実験
砂と水の割合を調整して作成した地盤模型に軽く振動を与えることで、液状化を起こす実験を行いました。
ストロー地震計を作ろう!
今は電気の性質を用いた地震計が主流ですが、昔の地震計はどのようなものだったのでしょうか。実際に模型を手作りして地震計の歴史を学びました。
火山噴火再現実験
火山はなぜ噴火をするのでしょうか。ここでは紙粘土や洗濯のりなどを用いて火山噴火のメカニズムを再現する実験を行いました。
ダジックアース
ダジックアースと呼ばれる球体スクリーンを使用し、地球・月・惑星を立体的に投影しました。東北地方太平洋沖地震の津波伝播のシミュレーションや月の地形などを投影し、解説しました。
偏光板で万華鏡を作ろう
岩石にはいろんな鉱物が入っています。その様子を自分の目で確認し、偏光板を使って岩石の切片を観察しました。




研究室公開の感想

 今年は、地球惑星ダイナミクス講座と地球惑星物理学講座の学生に加わり、地質・地球生物学講座も一緒になって研究室公開を行いました。熊本地震を受け、一般の方々が地震、火山に対する関心が高まり、来場者数は去年よりも増えたと思われます。学生に地震・火山噴火のメカニズムを質問をする方々も多く、参加者と製作者が一体となった企画が実現できていたと自負しております。
さて、本年度は「液状化実験」「ストロー地震計」「火山噴火再現実験」「ダジックアース」「偏光板で万華鏡を作ろう」の合計5つの企画を行いました。企画数は昨年度と同じですが、地質、地球生物講座の学生の参加により、新しい企画、「偏光板で万華鏡を作ろう」が誕生しました。新企画にも関わらず、来場者は興味津々と岩石の切片を観察し、大成功を収めました。来年も更に、多くの講座の参加に期待しています。
最後になりましたが、本企画にご協力してくださった教員・学生の方々、そして来場者の皆様、本当にありがとうございました。来年度もぜひお越し下さい。

D1 張 学磊