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成果普及活動 

第58回名大祭 研究室公開企画

地球不思議体験(2017/06/10)

開催日時:2017/06/10(土) 13:00-17:00
場所:理学部E館 E124(企画),E132(特別講演)
特別講演:「来て・みて・楽しむ 地球物理」 伊藤 武男 准教授
主催:名古屋大学環境学研究科 地震火山研究センター
ポスター(PDF:986KB)

特別講演
「来て・見て・楽しむ 地球物理」
 地球の姿を探る方法・地震や津波の性質など、いろいろな実験を通して、「地球物理」を体験していただきました 。
研究室公開全体の様子
今年度も地質系の講座、地球惑星物理学講座と協力し、出展しました。思い切って企画数を減らし、それぞれをじっくり楽しめるようにしました。また、バリアフリーにも配慮し、通路を広めにとりました。
ダイラタンシー体験
水と片栗粉を混ぜて、個体のようにふるまうこともある液体を用意しました。「変形の速度」で変わらないと思われがちな「物の硬さ」が変わってしまうという不思議な性質を体験してもらいました。
火山噴火再現実験
火山はなぜ噴火をするのでしょうか。ここでは紙粘土や洗濯のりなどを用いて火山噴火のメカニズムを再現する実験を行いました。
ダジックアース
ダジックアースと呼ばれる球体スクリーンを使用し、地球・月・惑星を立体的に投影しました。東北地方太平洋沖地震の津波伝播のシミュレーションや月の地形などを投影し、解説しました。
偏光板で万華鏡を作ろう
岩石にはいろんな鉱物が入っています。その様子を自分の目で確認し、偏光板を使って岩石の切片を観察しました。




研究室公開の感想

 昨年に引き続き今年度も、地球惑星ダイナミクス講座と地球惑星物理学講座の学生、地質・地球生物学講座が協力して研究室公開を行いました。今年実施した企画は、「ダイラタンシー体験」、「火山噴火再現実験」、「ダジックアース」、「偏光板で万華鏡を作ろう」の合計4件でした。昨年度は、大盛況のあまり、中で身動きが取れなくなってしまうこともありました。そこで、今年度は、思い切って昨年度より企画を一つ減らし、一つ一つの企画をじっくりと楽しむことができるようにしました。また、「バリアフリー」を目指した配慮を行い、通路を広くとる配置を行いました。以上の試みにより、来場者の方々の平均滞在時間が伸び、満足度が上がったような印象を受けます。一例としては、アンケートの回答数が例年の倍ほどの50件に達しました。最後になりましたが、本企画の演示に尽力いただいた学生の皆様、講演を行っていただいた伊藤先生、企画にご協力いただいた先生方、そして来場者の皆様に感謝いたします。皆様すべてのご協力あっての「地球不思議体験」でした。 

M2 辻 修平