火山の基礎知識

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活火山ってなんだろう?

活火山とは〜

 概ね1万年前から現在までに噴火をしたことがある、または今現在活発な噴気活動をしている火山を「活火山」と定義していて、平成30年9月現在で日本国内の活火山の数は111とされています。
 数十年前までは「活火山(活発な活動をしている火山)」、「休火山(活動の記録はあるが、現在目立った活動が無い火山)」、「死火山(活動の記録が無い火山)」という表現をしていました*5。当時、一般に死火山と呼ばれていた御嶽山※が1979年に起こした水蒸気噴火は、活火山の定義について新たな議論を提起した噴火と言われています*6

※御嶽山は1975年に気象庁が刊行した「日本活火山要覧」で77の活火山の36番目に記載されていましたが、死火山または休火山として広く誤認されていました。

参考文献リンクなど

*5 気象庁:活火山とは(https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/kaisetsu/katsukazan_toha/katsukazan_toha.html)
*6 曽屋龍典、近藤善教、下坂康哉「御岳山1979年噴火」(https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/80_02_01.pdf)